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うつ病とは

うつ病とは、「気分がふさいで、晴れ晴れとしない」という憂鬱な気分だけでなく、「頭がうまく働かない」「仕事や家事をやる気力がない」というような精神活動が低下する病気です。誰でもなる可能性がある病気で、女性では4~5人に1人、男性ではその半分の人が一生のうち一度はうつ病になると言われています。

多くは脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが鈍っている状態になっており、「怠け」や「心の弱い人がなる病気」ではなく、ましてや「気の持ちようで克服できる」ものではありません。元来まじめな人が多いため、頭がうまく働かなくて仕事ができないことが余計ストレスになり、焦ったり、自分を責めたりしてしまう人も多くいます。

「憂うつだ」「頭がうまく働かない」「気力が出ない」「眠れない」「食欲が出ない」という症状の他ににも、身体に不調があらわれ、吐き気・頭痛・腹痛・動悸・息苦しさといったさまざまな症状に悩まされ、内科を受診しても「何ともないですよ」と言われ困惑してしまう人もいるようです。

うつ病は早期に適切に治療することが大切です。
早めにメンタルクリニックを受診されることをおすすめします。


うつ病の症状

うつ病では下記の症状が表れます。


うつ病の原因

うつ病は、自分のまわりの環境や日常生活の変化、考え方などが様々な要因が絡み合って引き起こされますが、ストレスが大きく影響して引き起こされます。たとえば身近な人との別れや離婚や家族内の問題、病気、職場の異動、過労、心労、転職や引っ越しなどの経験がきっかけとなることが多いです。

うつ病の治療

基本的には患者様のお話をお聞きし、悩みや状況・症状についてご説明の上、患者様と一緒に治療を行っていきます。 重要なのは、しっかりと休養を取ることですので、仕事のペースを落としたり、思い切ってまとまった休暇を取るなどリラックスできる環境を整えましょう。

また、うつ病は回復するまで時間がかかります。良くなったり悪くなったりしながら少しずつ良くなります。状態が少し良くなったとしても、通院や薬の服用をやめることをせず、継続することが大切です。ご家族や周りの方はあまり励ましたり一喜一憂せず見守っていただければと思います。

十分な休息が取れ、社会復帰に向けてのリハビリを開始する時期になったと医師が判断した場合、患者様にうつ病のきっかけになったストレスを認識していただき、今後のストレスに対する対処方法を確認しておくことを行います。例えば、責任感が強くやりすぎてしまう傾向のある人は、一人で抱え込まず、周囲に相談したり、頼ることを本人も周りの人も意識していくようにします。

ご家族・周囲の皆様へ

まずはうつ病が病気だということ、治療を開始しても回復まで3~6ヶ月程かかることをご理解ください。
うつ病にかかった患者様は、ご自身を責めています。そのためご家族や周囲の方が不用意に励ますと、逆に患者様を追い詰めることになります。できるだけ自然に接し、患者様を見守るような立場でいることが大切です。

うつ病の患者様は、ご自身の判断でクリニックを受診することは少なく、治療を受けることのないまま症状が悪化してしまうことも珍しくありません。うつ病の可能性に周囲の方が気づいたときは、症状の一つである不眠の治療を理由に受診を勧めるなど、背中を押してあげてください。

うつ病 よくある質問

他のお薬と併用しても大丈夫ですか?
お薬の併用は、飲み合わせによっては薬の効果が消えてしまったり、思わぬ影響が出てしまう場合があります。
そのため、市販薬・処方薬問わず、お薬を使用する際には事前に医師にご相談ください。
お酒を飲んでも良いですか?
お酒を飲むことで、薬の副作用が出やすくなったり、悪酔いしてしまうことがあります。
まず、飲まないに越したことはないのですが、どうしても飲まなくてはならないときは、最小限にしましょう。