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統合失調症について

統合失調症とは

統合失調症とは、考えや気持ちがまとまらなくなったり、幻聴、誰かにずっと監視されているように感じる状態が続く精神疾患です。100人に1人がかかると言われており、稀な病気ではありません。思春期から40才くらいまでに発病しやすいことが知られています。専門的な治療を継続することによって、症状をコントロールすることが可能な病気です。

具体的な症状など

統合失調症の原因

統合失調症の原因はまだはっきりとわかっていませんが、脳内で情報を伝えるドーパミンなどの神経伝達物質のバランスが崩れると発症するといわれています。また、大きなストレスがかかることなど、さまざまな要因が複合的に関与していると考えられています。

治療方法について

症状がよくあらわれ、周りからの刺激に敏感になっている急性期などには、不必要な刺激を避けて治療に専念することや、十分な睡眠を確保することが重要です。そのため入院による治療を選んだ方が良いと医師が判断する場合がありますが、入院せずに外来治療をつづけて、回復に向かう方も多くいらっしゃいます。

治療に使うお薬

脳内で情報を伝える情報伝達物質のバランスを整えるお薬が、幻覚や妄想などの症状を改善するために処方されます。その他にも、症状に合わせて、不安や気分の落ち込みを和らげるお薬、よく眠れるようにするお薬などが使われます。統合失調症では、お薬を飲むことをやめると、再び症状が出てくることがあります。また、再発を繰り返すと症状が強くなり、治りにくくなります。お薬には再発を予防する作用がありますので、飲みつづけることが重要です。症状が良くなったからといって、自己判断で薬をやめないようにしましょう。「お薬を飲むことをやめる」「お薬の量を減らす」などについては、よく相談して決めましょう。

お薬の副作用

時として、体がかたくなったように感じたり、手足が震えたり、落ち着きがなくなる人もいらっしゃいます。また、のどが渇いたり、便秘になったりする人もいらっしゃいます。これらは薬による副作用の場合がありますので、少しでもおかしいなと感じたらご相談ください。薬の量を調整したり、組み合わせや種類を変たりすることによって、副作用をおさえることができますのでご相談ください。